梅雨の不調の乗り越え方とは・・・！？
梅雨入りしたのか、梅雨明けしたのか、よくわからない日が続いていますが、皆様はいかがおすごしでししょうか？
この時期になると不快な痛みや違和感を訴える方が多くなります。
いわゆる「天気痛」と言われる症状です。
「天気痛」は、天気の変化、特に気圧や湿度の変動によって引き起こされる体調不良や痛みを指します。特に頭痛、関節痛、古傷の痛み、倦怠感、めまいなどが主な症状として知られています。
このメカニズムを知ることで、少しでも不安を軽減になれば幸いです。
天気痛の主なメカニズム
1. 気圧の変化による内耳の刺激
気圧が下がる（低気圧が近づく）と、体内と外気の気圧差が大きくなります。
内耳（特に耳の奥の「気圧センサー」の役割をする部分）がこの変化に敏感に反応し、自律神経を刺激します。
結果として、自律神経のバランスが乱れ、痛みや不調が現れやすくなります。
2. 自律神経の乱れ
交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、血管が収縮したり拡張したりしやすくなります。
血流の乱れによって、頭痛や関節痛、古傷の痛みが誘発されます。
3. セロトニンの関与
気圧の変化は、気分や痛みの調整に関わる脳内物質「セロトニン」の分泌にも影響を与えるとされています。
セロトニンの乱れは偏頭痛やうつっぽさ、睡眠の質低下などを引き起こすことがあります。
4. 湿度・気温の影響
湿度が高いと関節や筋肉の腫れ・炎症が悪化しやすくなります。
気温が急に下がることで筋肉がこわばり、痛みを感じやすくなります。
代表的な症状
偏頭痛・緊張型頭痛
関節痛（特にリウマチ・変形性関節症）
古傷の痛み
めまい・吐き気
気分の落ち込み・不眠
■ 対策の一例
天気予報で気圧の変化をチェックし、事前に対処
耳を温める（内耳への刺激を緩和）
規則正しい生活で自律神経を整える
軽い運動やストレッチで血流促進
カフェインや鎮痛薬を適切に使う（医師と相談の上）
天気痛を防ぐには、規則正しい生活と十分な睡眠、軽い運動やストレッチを習慣にし、気圧変化に備えて耳のマッサージなど自律神経を整える対策が効果的です。
山崎
