「膝痛=年齢のせい」は誤解!20〜40代女性に増えている“姿勢膝痛”とは?
こんにちは!葛西整体院の前田です。
寒くなってきたので、関節の痛みが気になってくる頃かと思います。
今回は膝に焦点を当てたお話しです。
結論:膝痛の原因は「関節」ではなく「姿勢と習慣」にあります。
膝が痛いと聞くと、多くの方が「軟骨がすり減った」「年齢のせい」と思いがちです。
ですが、20〜40代の女性に多い膝痛の多くは、関節そのものの異常ではなく、姿勢や日常動作のクセから生まれています。
つまり、“原因を見直せば変えられる痛み”なのです。

20〜40代女性に多い「隠れ膝痛」の3つの原因
① 骨盤の歪みと猫背姿勢
長時間のデスクワークやスマホ操作で背中が丸くなり、骨盤が後ろに傾くと、体重が膝に偏ってかかります。
特にヒールを履く方は、膝が前に突き出た姿勢になりやすく、膝前面に負担が集中します。
② 太ももの筋バランスの崩れ
「脚の前側(大腿四頭筋)」が強く、「内もも」や「お尻の筋肉」が弱いと、膝のお皿(膝蓋骨)が外側に引っ張られます。
このズレが痛みや違和感を引き起こすことが多いのです。
③ 生理周期や冷えによる血流低下
女性はホルモンの変動で関節や筋肉がゆるみやすくなります。
冷えが重なると血流が滞り、膝周辺に疲労が蓄積しやすくなります。
「生理前に膝が重くなる」という方は、まさにこのタイプです。
整体師がすすめる“今すぐできるセルフケア”
座り姿勢を見直す
背もたれに頼らず、骨盤を立てて座りましょう。膝と足首を90度に保つだけで、膝の負担が減ります。お風呂で「太もも外側」をゆるめる
湯船の中で、太ももの外側を手のひらで軽くさすってみてください。固い筋肉が緩み、膝の可動が変わります。寝る前の“もも裏ストレッチ”
膝を軽く曲げた状態で、太ももの裏をゆっくり伸ばすと、膝への負担が減り、翌朝の動きがスムーズになります。
整体師としてお伝えしたいこと
膝痛は、体が「今の姿勢のままではつらいよ」と教えてくれているサインです。
「まだ我慢できるし」と放っておくと、無意識のうちに歩き方が変わり、腰痛や足首のトラブルにつながることもあります。
大切なのは、“痛みを取る”より、“体の使い方を整える”こと。
膝に負担をかけない姿勢と動き方を身につければ、年齢に関係なく、軽やかに歩ける体を取り戻せます。
私の整体院でも、まずは痛みの場所ではなく「どこに負担が集中しているか」を丁寧に確認します。
膝が痛い=膝だけが悪い、ではありません。
あなたの体全体が、少しだけバランスを崩しているだけなんです。

まとめ
膝痛を根本から軽くするには、
姿勢の見直し
筋肉バランスの改善
血流の促進
この3つを意識することがポイントです。
毎日の小さな意識が、未来の「歩く心地よさ」につながります。
ぜひ今日から、ご自身の体を労わる時間を作ってみてくださいね。







