歩き方について

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こんにちは。
葛西整体院の鈴木です。
今回は最近読んだ本について紹介します。

『歩き方の教科書』木寺英史著

この本は、歩くとき、どこかに痛みが出たり、すぐに疲れてしまう人、歩くのが面倒だと感じる人に特におすすめしたい本です。

この本のポイント
1. 歩き方はいくつもあり、ラクに歩く方法がある
2. ラクな歩き方は状況によって変わる
3. ラクな歩き方を身につけることが健康につながる

1. 歩き方はいくつもあり、ラクに歩く方法がある
一般的に推奨されている歩き方は、できるだけ多くのエネルギーを消費することを目的としています。
足首やひざの関節を伸ばし、筋力を使う歩きです。
また、つま先で蹴ったり、腰をひねるような動作も繰り返されることで、関節の痛みや疲れにつながります。

一方で、ラクな歩き方とは、筋力に頼らない歩き方のこと。
本書では「曲げる歩き」と呼んでいます。
ひざや足首の関節を曲げることで、重力や地面反力を上手に利用して、筋力に頼らない歩き方をします。
体に負担のかからない歩き方を身につければ、痛みや疲れが改善されます。

2. ラクな歩き方は状況によって変わる
平らな道を歩くときと、傾斜が急な坂道を歩くときでは、体の動かし方は違います。
また、荷物を持ちながら歩くときや、長距離を歩くときでも、歩き方を変えることで、体への負担を軽くすることができます。
例えば、

階段を上るときは、上体を前の足にのせるように上る

リュックを背負っているときは、リュックと背中の隙間を空けず、やや前傾姿勢となって歩く

などです。

3. ラクな歩き方を身につけることが健康につながる
そもそも歩くとは、体を移動するための手段。
日常動作は歩くことが基本になっています。
年齢を重ねても、自分の足で歩けることは、生活の質を維持することにつながります。

筆者の木寺英史さんは、大学の教授を務めるかたわら、剣道部の監督をされています。
歩行に興味を持ったのは、若いころ、剣道の指導中にアキレス腱を切ったことがきっかけだったそう。
昔の人と今の人の体の使い方を調べていくうち、歩き方の違いに気づいたそうです。
昔の人は今よりずっと歩いていて、疲れない動作を身につけたのでしょう。

たくさん歩けることは、好きなことがたくさんできることでもあります。
歩き方を見直して、いろんなところへ出かけたいものです。