コロナ過のマスク常用で起こるある症状とは・・・⁈

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ここ最近、コロナ過でずっとマスクをしている生活をしているので、マスクの中で口を閉じ、噛み締めを長時間してアゴが痛い、口が開けられないなど、症状を訴える方が急増しているみたいですが、みなさまはいかがでしょうか?

もしこのような症状があるとすれば、それは「顎関節症」かもしれません。

顎関節症(TMJ)とは、顎の関節に炎症が起きて、口を開けるたびに不快な音や痛みがはしり、口を開ける事が出来なくなる症状です。

では、なぜ痛みが起きるのでしょうか?

これには諸説あるのですが、日中口を閉じている時に、上の歯と下の歯が噛み合っている人に多くおこる症状と言われています。

人間は、歯が噛み合っている時に脳にストレスを感じてしまうと、寝ている時にも歯ぎしりのような噛み締めが強くなるらしいのです。

人間の体重の約3倍の力が歯にかかってくるので、当然顎関節にも負担がかかってきます。

顎関節は顎関節の支点から前にすべるようにアゴが動いて口を開ける動作になり、その時に関節円盤という線維組織が前後に動いて関節をスムーズに滑らしているのですが、噛み締めが長く続いて負担が強くなると、炎症が起きたり、関節円盤が強くつぶされ、思わぬ方向に動いて顎関節の動きの障害になるのです。

一時的に炎症が起こるのでしばらく安静が必要ですが、人間は食べなくては生きていけないので、炎症が治まるまでは噛み締めなくても良い、柔らかい食べ物で栄養を補給するしかありません。

約2週間ぐらいは安静にした後、咀嚼する為の筋肉を少しづつ動かしてリハビリをしておかなければ、今後口を大きく開ける事が困難になってしまうので、しっかり口を動かす体操をしていきます。

当院でのアプローチとしては、頭部側面にある側頭筋、頬骨とアゴを結んでいる咬筋、アゴを前後に滑らす翼突筋の緊張を緩めて円滑に口の開け閉めが出来る様に施術をしていきます。

生活習慣の見直しや、口周りの筋肉を動かす体操もお伝えして改善を計って参りますので、安心してご相談ください。

山崎