健康維持の切り札「マイオカイン」とは・・・!?

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最近のマウスの実験で興味深いデータがありました。

人のがん細胞をマウスに移植するとマウスの筋肉が萎縮するというデータでした。

そのまま筋萎縮が進むと30日で全てのマウスはほぼ全滅してしまいます。

しかし、人のがん細胞を移植されたマウスに筋肉の増強剤を打つと、80%以上のマウスが30日経っても生き延びていられるという事でした。

この事を人に例えてみると、全身の筋肉量が健康維持に大変重要なことが伺えます。

その考えを、『マイオカイン仮説』と言うそうです。

この『マイオカイン』という言葉を耳にした事はありますか?

マイオカイン(myo=筋、kine=動作)は、筋肉が収縮するときに分泌される生理活性物質(タンパク質)の総称です。

この物質は、筋肉だけでなく、全身のさまざまな臓器や組織に影響を及ぼすことが知られています。

マイオカインは、運動が体全体の健康に良い影響を与えるメカニズムの一部を解明するための重要な要素とされていて、最近注目されています。

筋肉の細かい繊維にへばりついている普段何もしない『サテライト細胞』というものがあり、筋トレなどをして筋繊維に傷が入ると活性化して増殖を始め、傷を埋めて筋肉に変わり正常に戻ります。

この一連の流れを制御してくれているのが、『マイオカイン』なのです。

マイオカインの健康効果

代謝健康のサポート

マイオカインは、インスリン感受性の向上、脂肪分解の促進、エネルギー消費の増加などを通じて、代謝健康をサポートします。

抗炎症作用

マイオカインは、全身の炎症を抑える働きがあり、慢性疾患の予防に役立ちます。

心血管の健康

一部のマイオカインは、血管機能を改善し、心血管系の健康を促進します。

神経保護作用

マイオカインは、脳の健康を維持し、認知機能を高め、神経変性疾患のリスクを低減します。

 

運動とマイオカイン

定期的な運動は、マイオカインの分泌を促進するため、健康維持に非常に重要です。

特に有酸素運動や筋力トレーニングは、様々なマイオカインの分泌を効果的に増加させることが知られています。

マイオカインの研究はまだ進行中ですが、その健康への多面的な効果は、運動がなぜ体全体に良い影響をもたらすのかを理解するための重要な手がかりとなっています。

これからのさらなる研究結果に、これからも期待していきましょう!

山崎